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牛黄

命を救う漢方薬「牛黄」について

胆汁の流れを邪魔し、臓器の炎症や機能不全を起こす胆石に、良いイメージを持つ人はほとんどいないでしょう。しかし胆石は胆石でも、牛の胆石である牛黄だけは例外です。さまざまな病気や体の不調を治す力を持ち、命を救うとまで言われているからです。古来より珍しい宝石のように重宝されてきた漢方薬、牛黄について紹介します。

牛の胆石のもつ効能などを解説します

なかなか見つかりにくい牛黄は、健康促進や病気回復のほか、寿命が延びるとまで言われている漢方薬です。

病気の原因となる胆石が、病気を治す薬になるというのは不思議な話ですが、中国ではなんと二千年以上も前からその作用が認められ、飲まれてきたというから驚きです。ここでは、牛の胆石のもつ効能などを詳しく解説しています。

牛の胆道にできる結石のことです

牛黄(ゴオウ)とは、牛の胆嚢や胆管にできた結石のことです。赤茶色または黄褐色を呈しており、形は角を落としたサイコロのようであったり、ピラミッドのような三角錐を成していたりとさまざまです。

大きさは小指の先ほどの小さなものから、クルミほどもある大きなものまで幅広く、割ってみると断面がまるで木の年輪のような模様をしています。なお牛に胆石ができる原因は、病気や問題のある食事など、人間とほぼ同じです。

1000頭に1頭しか発見できません

牛の胆石は、はるか昔から愛飲されてきた生薬の一種です。中国で最も古い薬物書である神農本草経には"不老長寿の薬"と記されているほど効能豊かなのですが、発見できる確率はわずか千分の一、つまり牛1000頭に対して1頭の割合しかありません。

牛黄がとても希少価値の高いものであったことは、日本最古の法典・大宝律令に『凡そ官の馬牛死なば、若し牛黄を得ば別に進れ』つまり『国の所有する牛が死に牛黄が見つかったら、必ず中央政府に献上せよ』と記載されていることからも窺い知れます。

信頼できる薬局から買いましょう

牛黄は日本産のものはほとんどありません。日本市場に出回っているものは、その全てが輸入品であり、主な生産地はブラジルやオーストラリアなどです。

お土産物として人気があるので外国では比較的安く入手できますが、日本では公認されていない成分が含まれていることもあるので、国内のもののほうが安全性は高いです。また高額であるが故に偽者も出回っているので、信頼のできる薬局から購入するようにしましょう。

牛黄が持っている効能は主に7つ

効き目が強すぎず、長期にわたって飲み続けても副作用が起きる心配がないため、牛黄は上薬に分類されています。また、主に以下のような7つの効能を持っています。

牛黄の効能

  • 強心作用:心臓を強化するほか動悸や眩暈などを軽減させる働きもあります。
  • 降圧作用:血圧を下げる作用があり、高血圧の改善が期待できます。
  • 肝臓保護作用:胆汁を生成する臓器、肝臓の機能を助ける効果を持っています。
  • 抗炎症作用:体の各所で起きている炎症を抑えてくれます。
  • 解熱作用:風邪や病気の時などに出る熱を、体の外に発散させる作用があります。
  • 鎮静作用:神経の高ぶりを抑えてくれる作用があり、不眠やストレスに効きます。
  • 鎮痙作用:四肢の痙攣を静めたり、腹痛を和らげたりする効果があります。

こんな漢方薬の中に含まれています

牛黄は通常それ単体ではなく、他のさまざまな生薬と組み合わされて売られています。昔は高貴な身分の人の口にしか入りませんでしたが、現在ではネットや漢方薬局などでわりと簡単に購入することができるようになりました。

なお最も代表的なのは、室町時代から飲まれてきた歴史ある漢方薬「日水清心丸」です。中国名を「牛黄清心丸」といい、心機能の改善や脳梗塞の後遺症・神経麻痺などの重篤な病気に効果があります。

また「牛黄上清片」という漢方薬にも含まれているのですが、こちらは糖衣錠剤で飲みやすい上に低価格なので人気が高いようです。

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