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食事

再発防止のための食生活の改善方法

胆石症や尿路結石症は再発しやすい病気ですが、今までの食事内容に問題がないかを見直して、改善に努めれば予防することが可能です。食生活の改善、と聞くととても面倒臭そうに感じられるかもしれませんが、決してそんなことはありません。今からでも直ぐに始められる簡単なものばかりです。ここでは胆石や尿路結石の再発防止に役立つ、食生活の改善方法をわかりやすく紹介します。

二度と結石を作らない食事を教えます

石の再形成を防ぐには、栄養バランスのとれた食事を摂ることが一番です。病院での結石治療に食事療法という方法があることからも、食事がいかに重要であるかが分かります。

二度と胆石や尿路結石を作らないようにするために、正しい食事の改善方法を知っておきましょう。

毎日2リットル以上の水を飲みましょう

結石は、1日の尿量が2リットル以上であると形成されにくく、1リットル以下であると形成されやすいと考えられています。再発を防止するためにも、毎日2リットルの水分補給を心掛けましょう。目安としては一番大きいサイズのペットボトル一本分です。

水道水のほか、麦茶・番茶・ほうじ茶でも効果はありますが、お茶はお茶でも紅茶や緑茶についてはシュウ酸を多く含んでいるのでよくありません。

また味の薄い清涼飲料水にも、実は尿中カルシウムの濃度を上げて結石をできやすくする糖分がたっぷり含まれているので、飲み過ぎは厳禁です。毎日甘いジュースをがぶがぶ飲んでいるような人は、すぐにそれを水へと替えて下さい。

コーヒーやビールは治療には不向き

トイレに行く回数が増えるコーヒーは、一見すると結石の予防や治療に役立ちそうですがよくありません。利尿作用があるので尿量は増えますが、結石の原因となる物質、尿酸を尿中にたくさん排泄させてしまう作用を持っているからです。

また一昔前に「ビールは尿路結石の治療に役立つ」という説がありましたが、これは間違いです。ビールを飲むと尿がたくさん出る=結石ができても流れる、という理屈は確かに正しいのですが、飲み過ぎると脱水を招いて尿中への尿酸の排泄が促進されるため治療には向いていません。また、尿路で結晶化しやすいプリン体も多く含んでいるのでやはり×です。

肉類よりも魚類を多く食べる習慣を

肉は食べるとスタミナがつき、料理のバリエーションが増えるので多くの人に好まれています。しかしこれらには、胆石や尿路結石の原因となる、動物性脂肪や動物性たんぱく質がたくさん含まれています。

いっぽう骨が邪魔で食べ難かったり、調理に手間がかかったりする魚は苦手な人が多いですが、結石ができにくくなる不飽和脂肪酸がたくさん含まれているので予防や再発防止にはもってこいです。

それぞれに利点があるのでどちらが優秀ということはありませんが、結石をはじめとする病気へのリスクを考えると、魚が圧倒的に安全です。肉を食べる機会が多い人は、ぜひその習慣を魚へと変更しましょう。

「カルシウムを控えめに」は間違い!

最近まで、尿路結石症にかかったり再発を防いだりするためには、カルシウムを控えなければいけないとされていました。尿路結石症の患者さんの多くに、カルシウム濃度の高い尿がみられていたためです。

しかし現在では、これは間違った考え方であることが確認されています。なぜならばカルシウムは、結石の本当の原因であるシュウ酸と腸のなかで結びついて、便として体外に排出される働きを持っているからです。

カルシウムは悪者どころかむしろ、結石を未然に防いでくれる大事な栄養素なのです。なお含有量が多い上に吸収率の高い牛乳や乳製品が、カルシウムを効果的に摂取できるのでお勧めです。

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