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栄養素

結石に大きく関係している栄養素とは

胆道や尿路の結石の殆どは、乱れた食生活が原因であるといっても過言ではありません。偏食を続けていると、体のなかに余分な栄養が溜まったり、体にとって必要な栄養素が不足したりしてしまいます。ここでは結石の形成に大きく関係している栄養素を紹介します。

過不足すると石の形成や再発を招く栄養たち

普段何気なく口にしている食品の中にはさまざまな栄養素が含まれています。それぞれには適度な摂取量というものがあり、多過ぎても少な過ぎても体の調子が崩れてしまいます。

栄養バランスの乱れは結石ができる大きな原因となります。ではどんな栄養が過不足すると、石の形成や再発を招いてしまうのかを具体的に解説していきます。

こんな栄養素の摂り過ぎが石の再形成を招く

以下のような栄養分を摂り過ぎると、石の形成が促進されたり、胆石や尿路結石が再び発生しやすくなったりします。

どの栄養素がどんな食品に多く含まれているか、どんな種類の結石ができやすくなるのか等もお教えします。

塩分・糖分

塩分や糖分は、結石の材料となる尿中カルシウムの濃度を上げる栄養素です。塩分は醤油・固形コンソメ・味噌などの調味料に多く含まれており、糖分はケーキや清涼飲料水などのお菓子類に多く含まれています。どちらもカルシウム結石の原因となる栄養素です。

動物性脂肪

ラードやバター・豚肉や牛肉などに多く含まれる動物性脂肪は、胆石症の要因となる栄養素です。動物性脂肪には、コレステロール値を上昇させる飽和脂肪酸が多く含まれているからです。動物性脂肪の摂り過ぎると、コレステロール結石が形成されやすくなります。

シュウ酸

シュウ酸は、シュウ酸カルシウム結石の主成分となる栄養素です。ほうれん草や熟していないバナナのほか、ココア・紅茶・緑茶・コーヒーなどの飲み物にもたくさん含まれています。摂り過ぎると、尿中のシュウ酸濃度が上昇し結石のできやすい環境になります。

動物性たんぱく質

動物性たんぱく質は、肉類・魚介類・卵に多く含まれています。摂り過ぎると体が酸性に傾き、カルシウム結石ができやすくなります。また動物性たんぱく質はプリン体を多量に含むため、尿酸結石や尿酸結晶を核にしたカルシウム結石ができやすくなります。

不足すると結石ができやすくなる栄養とは

数ある栄養素のなかには、下記のように石の形成や結石の再発を防いでくれるものがあります。どんな食品に多く含まれているか、どんな作用があるのかなども解説します。

カルシウム

骨や歯の形成に欠かせないカルシウムは、牛乳や乳製品・大豆製品などに多く含まれています。昔はカルシウムの摂り過ぎは尿路結石の形成を招くと言われていましたが、これは間違った説です。結石の再発防止のためには、むしろ積極的に摂るべき栄養素なのです。

クエン酸

オレンジ・グレープフルーツ・レモンなどの柑橘類に多く含まれるクエン酸は、結石の形成予防に効果のある栄養素です。結石の材料となる尿中のカルシウムと結合して体外に排出してくれたり、体をアルカリ性にしたりする働きを持っているからです。

炭水化物

米・トウモロコシ・小麦などの穀物(炭水化物)の摂取量が不足すると、尿路結石ができやすくなります。炭水化物には、シュウ酸カルシウム結石の形成や成長を阻止してくれる働きを持った、マグネシウムや食物繊維といった物質が多く含まれているからです。

ビタミンCは多めに摂っても問題ありません

ビタミンCは、体の中に入ると一部がシュウ酸に変化して尿の中に排泄される物質です。そのため摂り過ぎると尿中のシュウ酸濃度が上がり、結石ができやすくなると言われていました。しかし最近、この説は誤りであることが判っています。

ビタミンCがシュウ酸へと変わる量はごくわずか(200mgのうち、たった3mg程度)であり、水に溶けやすいので体内に蓄積されることはないからです。これらのことからビタミンCが結石の形成に関係しているとは考えにくいので、多めに摂っても問題ありません。

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