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黄疸

胆石が原因で起きる黄疸について

黄疸は、もともと黄色い肌を持っている日本人は気づきにくい症状です。風邪を引いたわけでもないのに熱が出たり尿の色が濃くなったりしたら、皮膚や白目をよく観察してみてください。もし黄色っぽく変色していたら、単にミカンの食べ過ぎなどと思わずに、必ず病院へ行って原因の特定を急ぎましょう。胆石が引き金となる黄疸について解説します。

閉塞性黄疸の症状や治療法などを紹介

生まれたばかりの赤ちゃんによくみられる新生児黄疸は放っておいても自然に治りますが、何らかの病気が引き起こしている病的黄疸は、専門的な治療を受けなければ決して改善されることはありません。

特に閉塞性黄疸は、重症化すると命を脅かす合併症へと移行する危険性の高い黄疸ですので、どんな症状が表れるのかなどの知識を知っておきましょう。閉塞性黄疸の治療法なども紹介していきます。

黄疸とは眼球などが黄色く染まること

血液中のビリルビンという色素が増え過ぎることにより、眼球・皮膚・体液などが黄色く染まることを黄疸といいます。黄疸は病気の症状の1つであり、多くの場合は尿の変色や発熱、皮膚の痒みなどの症状と共に表れるという特徴があります。

しかし中には肉眼では確認できないものも存在します。具体的には、眼球の結膜だけが黄染する「亜黄疸」や眼球と皮膚の両方が黄染する「顕性黄疸」が目に見える黄疸であり、血清ビリルビン値が基準値を上回る潜在性黄疸が目に見えない黄疸です。

生理的黄疸と病的黄疸に分類されます

黄疸は原因によって生理的黄疸と病的黄疸の2つに分類されています。前者は生後2日〜14日の新生児によくみられる黄疸であり、文字通り生理的なものなので体のどこかに異常があるわけではありません。

しかし後者については、何らかの病気が根底にあるので、原因を特定したり病気に応じた治療を行ったりする必要があります。なお病的黄疸にはさまざまな種類があるのですが、その中の1つである閉塞性黄疸は、胆石が大きく関係している黄疸です。

閉塞性黄疸の主な原因は「胆石」

胆管が閉塞することで起きる黄疸が閉塞性黄疸です。胆管が塞がってしまう原因にはいろいろありますが、そのなかでも最も多いのは胆石であると言われています。胆嚢や胆管に結石ができると胆汁の流れが阻害されるため、細菌が侵入しても体外へと排出することができません。

すると行き場を失った菌は胆汁内で増殖してしまい、重篤な胆道感染症や上部消化管の出血などさまざまな障害を引き起こしてしまいます。

ビリルビン値などが高値を示します

閉塞性黄疸は血液検査(血液生化学検査)のほか、超音波検査やCT検査なども行って診断します。もし閉塞性黄疸や合併症が起きていた場合には、血液生化学検査で直接ビリルビン値やAIPなどの値が高値を示します。

また超音波やCTなどの画像検査では、胆石のある場所が正常なときとは違う形になっていたり、胆石が白い影として写ったりします。

治療にはドレナージが欠かせない!

閉塞性黄疸は進行すると命にかかわるような合併症を併発してしまうことが多いので、早急かつ適切な治療が不可欠です。特に意識障害やショックなどの恐ろしい症状が表れる重症胆管炎の発症を防ぐためには、減黄減圧処置が絶対に欠かせません。

なお減黄減圧処置とは、胆管内で停滞した胆汁を体の外に出すための処置のことです。なお、腹部からチューブを挿入して胆汁を排出するPTCD(経皮経肝胆道ドレナージ)や、肝臓からチューブを通して胆嚢内の蓄積物を排出するPTGBD(経皮経肝胆嚢ドレナージ)、鼻の穴に入れたチューブから胆汁を体外に出すERBD(内視鏡的逆行性胆管ドレナージ)などの治療法がこれに該当します。

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