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尿道結石

男性に多くみられる尿道結石について

尿道結石症は、女性よりも男性に多くみられる障害です。尿の出がいつもより悪くなったり、尿の色が血のように真っ赤になっていたりしたら、尿道結石が原因かもしれません。尿の最終的な通路である尿道に石が引っ掛かってしまう、尿道結石について紹介します。

症状・検査・治療方法などを紹介

尿路結石の1つ尿道結石は、なぜ女性よりも男性によく起こるのでしょうか。またどんな症状が表れたら尿道結石症を疑えばよいのでしょうか。

尿道の働きや男女によって異なる構造、結石を見つけるための検査、状況に応じた治療方法なども紹介します。

尿道の役割や、性別による違いとは

尿道とは、膀胱に蓄積した尿が体の外へ出るときに通る管のことです。尿道は尿路のうちの1つであり、男性と女性とでは長さや形状などがだいぶ違います。

まず男性の尿道は、長さが15〜16cmほどであり細く、膀胱から前立腺を貫いて陰茎の先端までS字を描くように伸びています。

次に女性の尿道は、長さが3〜4cmほどであり男性よりも太く、膀胱から膣の前方を通って外尿道口まで直線的に伸びています。

尿道まで下降した結石が「尿道結石」です

膀胱の結石が尿道まで降りてきたものを尿道結石といいます。よく「尿管結石と尿道結石の違いは何?」と混乱してしまう人が多いようですが、尿管と尿道は全く別物です。

尿管は左右の腎臓と膀胱とを繋いでいる管のことであり、尿道は膀胱と外尿道口(おしっこの出口のことです)とを繋いでいる管のことです。

どちらか片方の尿管、もしくは両方の尿管に石が詰まっている状態が尿管結石であり、尿の最終的な通り道である尿道に石が詰まっている状態が尿道結石です。

排尿困難や血尿などの症状が出る!

尿の通路である尿道に石が詰まると、尿の流れが妨げられます。そのためトイレに行っても上手く尿を排泄することができなくなります。力んでも途切れ途切れにしか出なかったり、最悪の場合は尿の出が完全にストップしたりします。

また尿道に詰まった結石が尿道壁を傷付けると、排尿時に痛みを感じたり、血が混じった赤色の尿が出てくることもあります。このような症状が表れた時は、決してそのまま放置してはいけません。何の対処もせずにいると、悪化して腎不全や尿毒症を引き起こす可能性があるからです。

診断のための検査や治療の方法

尿道結石の診断は、触診や尿道鏡、エックス線撮影などの検査で行います。また治療法は次に記すように状況に応じて選ばれます。尿道狭窄が起きていた場合には、ブジーと呼ばれる棒状の医療器具を挿入して結石を膀胱へ押し込みます。

そして内視鏡を使って超音波やレーザーなどで石を破砕します。結石が前部尿道にあった場合には、異物鉗子という器具を入れて石を掴み、摘出するという処置が試みられます。またブジーにより尿道が広げられると自然に石が出てくることもあります。

犬や猫にも尿道結石は存在します

尿道結石は人間特有のものではありません。犬の尿道結石も猫の尿道結石も存在します。症状は排尿が困難になったり血尿が出たりなど、人間の場合と殆ど変わりません。またオスに多くみられるという点も共通しています。

尿道結石になると私たち人間だけでなく動物も同じような苦しみを味わうということです。大事なペットに辛い思いをさせないためには、普段からペットフードの選び方に気をつけたり、カロリーの高いお菓子を与え過ぎないようにするなどの配慮が大切です。また水をよく飲ませることも予防に繋がります。

なぜ女性よりも男性に多いのか?

尿道結石症は女性よりも男性に多い傾向がありますが、なぜでしょうか?それは男性のほうが女性よりも尿道が細長い形状をしているからです。尿道が長くて細いと、それだけ結石が尿道に留まって詰まりやすいのです。

女性の尿道は男性のそれと比べると短くて太いので、結石ができても尿と一緒に流れ出てしまうことが多いです。ただし女性の尿道結石が全くないというわけではありません。ビールの飲み過ぎなど、食生活に何らかの問題があると女性にも起こり得ます。

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