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腎臓結石

腎臓結石について解説します

ときどきわき腹が痛んだり、腰や背中のあたりが重く感じたりすることはありませんか? 栄養バランスの偏った食生活を続けていたり、夜遅くに夕食をとったりする習慣のある人は、腎臓に結石ができるリスクが高くなることを知っておきましょう。定期健診などで偶然発見することの多い上部尿路結石の一種、腎臓結石について解説します。

原因や症状、検査や治療方法を紹介

腎臓で作られる尿は、体内の毒素を排出してくれる大切なものです。腎臓に結石ができて尿の流れが妨げられてしまうと、体のさまざまな部位の機能が悪影響を受けてしまいます。

知らぬ間に石が育ってしい治療が困難になる前に、ここで腎臓結石の正しい知識を身に付けてぜひ予防に努めてください。腎結石の原因や症状、病院で行っている検査や治療の方法などを紹介していきます。

腎臓の働きとは?腎臓結石って何?

腎臓は、血液をろ過し、体内の老廃物や余分な水分である尿を作るための重要な臓器です。背骨の両側に1つずつあってソラ豆のような形をしており、尿の通路である尿管と繋がっています。

接続部分はサンゴのように細かく枝分かれをしているのですが、ここにある腎盂と腎杯という空間に、結石ができた状態が腎臓結石です。腎盂にできたものは腎盂結石、腎杯にできたものは腎杯結石と呼んで区別することもあります。

なお腎盂と腎杯を埋め尽すほどに結石が成長するとサンゴのような形になるのですが、この状態のことをサンゴ状結石と呼んでいます。

原因のほとんどはカルシウム結石です

腎臓のできる結石の種類はさまざまですが、ほとんどはカルシウム結石です。金平糖のように表面がギザギザしており、色は黄褐色や黒褐色です。

カルシウム結石ができてしまうのは、カルシウム不足や、シュウ酸や動物性タンパク質の摂り過ぎが原因であると言われているのですが、夜遅くに食事をするなどの生活習慣も深く関係しています。

自覚症状に乏しいという特徴があります

腎臓結石には、症状に乏しいという特徴があります。特に腎杯結石の場合にはほとんど自覚症状が表れません。また腎盂結石の場合でも、腰の周辺が重く感じられたり、鈍痛が起こったりする程度です。

またサンゴ状結石ができていた場合も同様であり、人間ドックや健康診断などの検査で、たまたま発見されるというパターンが珍しくありません。

診断の流れや検査方法について

腎結石の診断は、問診、尿検査、血液検査、画像検査の順に行われます。画像検査のなかで最も一般的なのは、体に超音波を当てるだけで腎臓の観察ができるエコー検査です。

他にも腹部単純撮影(KUB)や静脈性尿路造影(IVP)といった、X線による撮影を行う検査もあります。KUBは大きなカルシウム結石の発見には有用ですが、シスチン結石や尿酸結石を写すことができません。

またIVPには、腎臓の形がはっきり分かるという利点がありますが、注射や点滴で静脈に造影剤を入れるため、ヨードアレルギーの有無を確認しなければならないという難点があります。

主な治療法は自然排石・ESWL・PNL

1980年代までは、開腹手術によって結石を摘出するという治療が行われていました。しかし現在では医療技術の進歩により、下記のように体へのダメージが少ない自然排石・ESWL・PNLといった治療法が主流になっています。

自然排石について

水分をたくさん摂取したり、適度な運動をしたりして、結石が尿と一緒に排出されるのを待つのが自然排石です。尿路感染症などの合併症がなく、石の大きさが0.6〜0.9cmほどと小さい場合に選ばれる治療法です。

ESWLについて

ESWL(体外衝撃波砕石術)は、尿路結石の代表的な治療法です。特殊な装置を使って体内の結石に衝撃波を当てて石を細かく砕く方法であり、特に腎臓にできた結石に焦点を合わせやすいという特徴があります。治療のあとは血尿が出ますが、数日の間におさまり副作用が起きる心配もありません。

PNLについて

背中の皮膚から腎臓まで開けた小さな穴に内視鏡を挿入し、超音波やレーザーなどで結石を砕く治療法がPNL(経皮的腎破石術)です。結石が硬かったり、サンゴ状結石と呼ばれるまで大きくなったりしていた場合に、ESWLと組み合わせて行われます。

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